大学で英語を教えている韓如冰さんは番号0000番の「五輪家庭旅館」マークを受け取り、初の「五輪家庭旅館」となった。韓さんは北京市朝陽区亜運村安慧里の約80平方メートルの2LDKの家に住んでいる。
亜運村コミュニティーは1年前から「五輪家庭旅館」の宣伝と募集活動を率先して開始した。韓さん一家はそれを知ると自分の「五輪家庭旅館」計画を立てた。自分が10年以上住む2LDKの1室を外国のゲストに提供しようと考えたのだ。
韓さんが笑いながら話してくれたところによると、「五輪家庭旅館」に正式に選ばれたなら、1カ月以上かけて部屋の内装をやり直し、訪れる外国の友人に最も快適な居住環境を提供することを夫と話し合い済みだという。「シンプルで上品な感じにしたい」と韓さんは述べている。
韓さんはハード面の施設の他に、自分の資質の向上も強調している。申請の過程で韓さんは多くの本を読んで中国と西洋文化の違いを理解し、また家族全員でオリンピックの基本知識や様々な救急の知識を学ぶよう努めた。話が外国の友人との交流になると、韓さんんの熱弁は停まらなくなった。「故宮や頤和園といった名所はもちろんだが、ゲストを北京の歴史ある横丁「胡同」の南鑼鼓巷にも連れて行きたい。」韓さんは自分の7歳にもならない息子の壮壮くんのために英語の口語とヒアリングのトレーニングクラスにも申し込み、壮壮くんはもう簡単な英語の会話ができるという。
ちょっと太った壮壮くんはオリンピックや「五輪家庭旅館」に選ばれたことの意義はまだあまりわからないようだが、外国の子供をもてなすことについては「一番好きなおもちゃとお菓子をみんなあげるんだ」とすぐに答えた。贈るプレゼントも考えてあるという。まず五輪マスコットの福娃(フーワー)、次が京劇の臉譜(隈どり)だ。食べ物は当然北京ダックに、壮壮くんの好きな炸醤面だという。(編集YH)
写真は「五輪家庭旅館」のマークを見せる韓如冰さんと息子の壮壮くん。
「人民網日本語版」2008年6月4日 |