北京五輪組織委員会の楊樹安・執行副主席(「好運北京」競技組織委員会弁公室常務副主任)は7日北京で行われたプレ五輪スポーツイベント「好運北京」(グッドラック北京)の進行状況に関する記者会見で、現在、五輪開催期間中の北京市市街地域における交通輸送プランの制定準備作業が進められていることを明らかにした。「中国新聞網」が伝えた。
今年8月の同イベントの総合テスト期間に、北京市政府は4日間にわたり自動車のナンバープレート規制を試験的に行った。
楊執行副主席によると、こうしたテストは主にデータを直接集め、交通制限が都市全体の輸送状況に与えるプラスとマイナスの影響を測定するのが目的。五輪のシステムは大変複雑で、現在の世界で最大規模のスポーツイベントとして、会期中には多数の選手や役員、報道関係者、観客が開催地に集まる。楊執行副主席は「われわれは五輪開催時に正常な輸送の確保を土台として、さらに都市全体の正常な輸送秩序を保障しなくてはならない」と話す。
五輪開催期間に自動車のナンバープレートの偶数・基数に合わせた制限を行うかどうかについて、楊執行副主席は「来年の五輪期間中の都市での輸送を含む交通輸送の全体像について、北京五輪組織委員会と北京市政府は緻密で科学的かつ合理的な対策を研究制定する必要があり、現在準備作業が進められている」と述べるにとどまった。(編集KS)
「人民網日本語版」2007年11月8日 |