四川臥龍自然保護区管理局や中国パンダ保護研究センターは22日、新鮮な竹などの食料が不足しているため、パンダたちにお粥を食べさせたりしてしのいでいると発表しました。
12日の地震発生で、土砂崩れが起きたため、中国パンダ保護研究センターは、2007年に生まれた14頭のパンダを含めたパンダたちに麻酔を施すなどして、川沿いの安全な場所に移動させました。現在、保護区内で飼育されている63頭のうち、行方不明になっている2頭以外は無事だということです。
しかし、研究センターに備蓄されている新鮮な竹やニンジン、リンゴ、パンダ専用のミルクが不足しているため、パンダたちは従業員の指導の下で、おかゆを食べるなどしてしのいでいます。
研究設備や飼育舎などでも被害が大きく、テント、懐中電灯、雨合羽、雨靴、風邪薬、圧縮ビスケット、ソーセージ、ミルクなどが不足しています。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年5月23日
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