訪米中の中国西蔵(チベット)学者代表団はワシントンで25日、中国人留学生や華僑・華人の代表とチベット問題に関する座談会を開いた。代表団のメンバーは参加者にチベットの歴史と発展、中央政府がいかにチベットの文化と生態環境の保護に力を入れているかを紹介し、一部の西側諸国がチベットの環境問題などについて中国を非難していることに対し反論した。
中国チベット学者代表団の団長で、中国社会科学院民族学・人類学研究所のカク時遠・所長は、中国中央政府と全国各地は長年、チベット地区の経済・文化・社会など各方面の発展推進に力を入れてきたと指摘。財政面をみても、チベット自治区の予算は93-94%が中央政府とその他の省・直轄市・自治区のサポートによるものだ。発展の方向性については、中央政府はチベット地区の発展を計画する際に、チベット地区独特の文化や生態環境の保護を高度に重視し、常に目立つ箇所に組み入れていると紹介した。
「人民網日本語版」2009年3月26日
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