中国全国政治協商会議のアペ・アバンジンメイ副主席は24日の人民日報に「歴史を心に刻み、未来を把握する」という文章を発表する。その中で、ダライ・ラマのチベット独立の立場を徹底的に放棄し、愛国の立場に戻るよう求めている。
文書では、自ら新チベットと旧チベットを経験した人間として、「中国共産党の下で中国の特色ある社会主義の道を歩むことしかな有り得ない。チベットで自分が主人として生きていくことが、チベット社会の発展と幸せにつながる」としている。
また、「チベットが解放されて以来、反中勢力の支持の下でダライ・ラマ集団の祖国分裂活動はやむことはなかった。彼らは『大チベット』、『高度な自治』などをいまだに要求している。しかし、チベットが元代から中国領になって以来、他の民族とつながりを持ち、いわゆる『大チベット』という行政区域が存在したことはない。チベット独立はきっと失敗に終わるだろう」と書いている。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年3月23日
|