3、伝統の祭日――新たな生命力と活力が
毎年チベット暦の6月末から7月初めは、悠久の歴史を誇るチベット伝統の祭日「雪頓祭」(シュエトン祭)。チベットで「雪」はヨーグルト、「頓」は宴の意味だ。チベット語で解釈すれば、ヨーグルトを飲む祭日となる。この日、ヅェバン(哲蚌)寺で仏教展や、チベット戯曲の公演などが行われる。
2008年9月3日のラサ市公演風景。同市文化当局は多彩なイベントを企画。大勢の市民が文化的な生活、お祭り気分に酔いしれた
2009年2月6日、歌舞でチベット暦新年を迎えるラサの人々
対外的な経済・文化交流が急速に進むにつれ、シュエトン祭は法定の祭日に指定。それに伴い、以前は文芸イベントが主体だったが、今では各民族の公演やスポーツ大会、外資導入・経済貿易商談会、商品展示会、観光誘致などを盛り込んだ祭典にまで発展し、内外にその名を知られるまでになった。
昨年のシュエトン祭では初めて契約額が100億元を突破した。協力プロジェクトは合計53件と、前年比で29%増加。投資総額は145億400万元、うち共同プロジェクトは58億600万元。シュエトン祭は新たな生命力と活力を注いでくれた。
新しい歴史的なこの時代に、伝統的な文化・祭日は再び、自治区のそれぞれの地域に特色に富んだ祭日・文化祭を生み出してくれた。
「チャイナネット」2009年3月13日 |