西蔵(チベット)自治区の関連部門の統計によると、1950年に約100万人にすぎなかった西蔵の人口は、07年までに約2.8倍の284万1500人に増加し、そのうち蔵(チベット)人が92%を占めている。西蔵の平和的解放、とりわけ民主改革以来、中央政府は一連の措置を取り、西蔵各民族の人々の生産・生活の条件を改善し、生活の質を不断に高めてきた。西蔵の平均寿命は1959年の35.5歳から現在の67歳にまで上がっている。
西蔵自治区は現地の実情に応じて特殊な計画出産政策を設けてきた。自治区政府は1984年から、蔵族の幹部・労働者・都市住民に対して、間隔をおいた2人までの出産を奨励してきたが、実施にあたっては自発性の原則を堅持している。80%を占める多くの農牧民に対しては産児制限を行っていない。
西蔵の平和的解放、とりわけ民主改革以来、中央政府は西蔵財政に対する支援を強化してきた。自治区財政庁の丁業現・庁長によると、「西蔵の財力の成長は主に、中央財政の支持と援助によるもの」。中央財政は07年、西蔵に対して283億2100万元を補助しているが、これは02年の2.16倍にのぼる額だ。西蔵財政の07年の支出は275億3700万元(02年の2倍)。中央からの補助金の地方財政支出に対する割合は、全国最高の102.8%にのぼっている。
中央政府と自治区政府による蔵族の人民に対する優遇政策と生産・生活改善のための大きな投資によって、蔵族の人口は急速に増加してきた。最新の人口変動サンプル調査に基づいた推計によると、西蔵自治区の総人口は07年末の時点で、1950年の2.8倍となる284万1500人。そのうち蔵族が92%を占め、門巴族や珞巴族などの少数民族が3%、漢族が5%となっている。西蔵の平和的解放以来、中国は西蔵に対して4回の人口調査を行ってきたが、西蔵の総人口に蔵族が占める割合は最高で96.6%に達している。蔵族は依然として西蔵の人口のうち最多を占める民族だ。
「人民網日本語版」2008年5月5日
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