チベット問題で中央統戦部の朱維群常務副部長はこのほど、イギリスBBCのインタビューを受けた。BBC記者の「チベットはどうして中国のほかの場所と同じように、外国人記者に対する自由な取材を許さないのか」という質問に対して、朱維群常務副部長は次のように答えた。
「チベットへ行く外国人記者の開放程度は、ほかの省と基本的には同じだ。しかし『3・14事件』のような破壊的な事件があったため、外国人記者のチベット渡航への管理を強化しなければならなかった。その目的は、記者が不意の事故で負傷を受けないためだ。4月からは次々と多くの外国人記者がチベットで取材しており、今でも多くの記者がまだラサにいる」
「門戸を広げられないのは、チベット自治区のダムション(当雄)県で地震が起こり、それに次いで山南地区では雪による被害が発生しているためだ。チベットの中国共産党、政府、軍隊は災害対策に全力をあげ、外国の友人に考慮する余裕がなかった。現在、被害の状況はすでに制圧されているため、近いうちにより多くの外国人記者がチベット入りすると信じている」
「チャイナネット」2008年11月26日
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