中国人民政治協商会議の全国委員でチベット自治区ラサ市のジグミ・ナムゲル副市長は6日北京で「チベットの人々はこの数十年身をもって経験してきたことにより、誰がチベットに幸せをもたらしているか、誰が災いを招いてきているかを見極めている。ごく少数のチベット独立勢力は大衆から支持されず、チベットにはより良い未来があると信じている」と述べた。
ジグミ・ナムゲル副市長は、その際「ここ50年、ラサを含むチベット各地は大きな変化を遂げ、いまは政治が安定し、経済と社会が急速に発展しており、宗教の信仰自由が保護され尊重され、人々は安心して暮らしている」と語った。
ジグミ・ナムゲル副市長はまた、「チベットが社会主義の道を歩むのは、歴史の流れや人々の意志によるもので、いかなるものもこれを変えることはできない。ダライ・ラマをはじめとする独立勢力はチベットを分裂させようとし、チベットの人々に災いをもたらしている。チベット独立勢力は、大衆から支持されることはなく、ごく少数のものが現状を変えられることはありえない」と強調した。
チベットの観光について、ジグミ・ナムゲル副市長は「ラサで起きた暴力事件の影響により、去年の観光客数は減ったが、いまはほぼ回復しており、今年はさらに増加するだろう」と話した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2009年3月7日
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