Imprimer cet article

Commenter cet article

関連記事  
チベットの現実とダライの「歴史観」

 

ダライ(ダライラマ14世)は3月10日、いわゆる「チベット決起日」の集会で談話を発表した。ダライは予想通り、扇動的な言葉と悲しみに満ちた口調で、人々がすでによく知っている意見を繰り返した。

50年前の武装反乱を「平和決起」として美化し、現在のチベット人の生活を「死刑を受けた囚人と同じだ」と語り、チベットの民族・文化・言語・特性が滅亡の危機に瀕していると述べ、チベットの各方面での発展を全て「深刻な破壊」と呼ぶ??。

毎年おなじみの騒ぎである。形式にいくらか違いはあるが、扇動的な言葉に隠された政治的なキーワードは変わっていない。「中道路線」の立場も変わっていないし、祖国を分裂させようという本質にも変わりはない。

ただ、ダライの演説に新しいところがなかったわけではない。ダライは今回、チベット民主改革50年の歴史を勝手にわい曲しただけではなく、数百年以来チベットが中国の一部だったという歴史を完全に否定した。ダライは演説で、チベット人がこの半世紀、「地上の地獄のような苦しみに陥った」と述べ、「中国側は私たちに対し、チベットは歴史的に中国に属していたことを認めるよう求めているが、これは合理的でなく、道理もない」と決然として語った。

チベット民主改革後の50年の歴史を「チベットに対する中国の迫害史」と断定するダライの歴史観は義憤に満ちたものに聞こえる。だがもう一歩踏み込んで、チベット人がどのように迫害されたかについては語っていない。「地獄のような苦しみ」が何をもたらしたかを具体的な例を挙げて説明してはいない。一方、大量の疑いのない事実は、100万人規模の農奴の運命が変わったこと、チベット社会が50年で大きな発展を遂げたことをもって、歴史の本当の姿を雄弁に物語っている。

1990年4月、欧州で開かれた会議で、ある議員がダライにこんな質問を投げかけた。「政治・経済・文化・社会生活などの各分野の状況を1949年の前後で比較してもらえないか。チベットでは1949年以前、封建制度よりもおくれた奴隷制度のような制度が取られていたというが」。雄弁で知られるダライはこのカギとなる質問への回答を避け、会場の不満を呼んだ。あれから20年近くが過ぎた。ダライは依然として、荒唐無稽な見方を訴えるばかりで、50年前の変化について正面からの回答を避けつづけている。チベットの明らかな現実を前に、ダライの見方を支える論拠はない。

「チベットが歴史的に中国に属している」ということをダライが認めようとしないことからは、チベットを中国から分裂させようとするダライの意図が透けて見える。チベットは元代(1271潤オ1361)から中国にとって分割できない領土となってきた。チベット族は中華民族の重要なメンバーである。このことは、700年以上にわたる疑いのない歴史的事実であり、公正を掲げるあらゆる国家にとっての共通認識だ。歴史を踏みにじるダライ一派の言動は、鉄のように確かな事実と符合しないばかりでなく、チベット人民を含む中国人民の感情をも損なうものだ。

ダライの歴史観は時局の変化とともに変わっている。50年余り前、チベット自治区準備委員会の主任委員を務めていたダライは、「チベット人民は今後、帝国主義による奴隷化と束縛を永遠に脱し、祖国の大家族のもとに戻ることになる」と高らかに宣言した。今日のダライは、チベットが歴史的に中国の一部分であることさえ否定している。チベット民主改革の50年来の発展史を「迫害史」とわい曲し、苦楽を共にしてきたチベットと祖国の団結の歴史を「独立史」と呼び改めた意図は、「チベット独立」を掲げる人々に「歴史的な根拠」と「現実的な合理性」を与えることにほかならない。これこそが、ダライの「歴史観」の真の意図だ。

だが、ダライ自身が述べているように、「歴史は歴史であり、変えることはできない。政治の必要に応じて曲解することは誠実な態度とは言えない」。歴史は化粧されるがままの小娘ではない。歴史に勝手に手を加え、事実をねじ曲げてしまえば、歴史の笑いものとなり民族の罪人となることを免れないだろう。

「人民網日本語版」2009年3月12日

 

北京週報e刊一覧
トップ記事一覧
インフレは依然、経済最大の潜在的懸念
「タイガーマザー」論争、どんな母親が優れているのか?
中国、水利整備を加速
潘魯生氏 手工芸による民族文化の伝承
特 集 一覧へ
第7回アジア欧州首脳会議
成立50周年を迎える寧夏回族自治区
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区