チベット自治区人民代表大会常務委員会の尼瑪次仁(ニマツェレン)副主任は10日に開かれた記者会見で、「一部の国はダライ・ラマにさまざまな栄誉や称号を授与することをよく考慮し、『チベット』問題で中国との関係や中国人民の感情を傷つけないよう望む」と述べた。
同副主任は、「最近、一部の国と都市がダライ・ラマに栄誉市民の称号を授与し、さまざまな方式でダライ・ラマを接待したと聞いている。これは中国人民の感情を無視し、中国の内政に深刻に干渉する行為だ」と強調。
同副主任はまた、「ダライは個人を代表するものではなく、『チベット亡命政府』を代表し、反中勢力の一部を代表するものだ。ダライは終始、チベット人民に良いことをしたことはない。その行為はチベット人民の利益に違背するもので、関係国と関係者はダライの真面目を十分認識する必要がある」と指摘。
同副主任はさらに、「一部の国が中国との関係、中国人民の感情を顧みず、ダライに栄誉称号を強硬に授与した行為は、ダライ・ラマの名を借りて中国を分裂する行為にほかならない」とし、「一部の国はダライへの支援活動を行うつもりだと聞いているが、これらの国の指導者がよく考慮するよう望む」と強調した。
「北京週報日本語版」2009年2月12日
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