「以前から中医のことは聞いていた。今日は自ら体験してみて、実際にその魅力を感じ取ることができた。このような高い医術は広く伝えるべきだ」。Khek Sysoda在中国カンボジア大使は江西省南昌市の江中薬谷で中医の診察やマッサージを体験した後、親指を立てて称賛した。人民網が伝えた。
同日、Khek Sysoda在中国カンボジア大使を含めた6カ国の大使が南昌市で中国初の岐黄国医外国政界要人体験センターの開業式典に参加した。同時に、センターで中医の診察や熱敏灸(棒灸を用いて生じる「ひびき」を利用した治療法)、中医マッサージ、中医足裏療法(リフレクソロジー)、中医伝統療法、漢方薬の加工処理などの中医体験活動を体験し、伝統的な中医・漢方薬の神秘的な魅力を体感した。
中国初の岐黄国医外国政界要人体験センターの開業式典は、太湖世界文化フォーラム主催、江西省人民政府後援、江西中医薬大学などが実行した。主催側の責任者は、「体験センターの開業は中国の伝統文化を広める先駆的な取り組み。これは江西省が「1ベルト、1ロード(シルクロード経済 ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想との融合を推進し、漢方薬強省の戦略を実施するもので、江西観光ブランドの建設や漢方薬事業の発展を促進し、積極的かつ深い意義を持つ」と説明した。
同日の体験活動において、各在中国大使は中国医術に対し好奇心旺盛な様子を見せた。中医は複雑な医療器具などが一切置かれていない机の前に座り、ただ目で観察し、匂いを確認し、質問をし、舌苔を確かめ、脈をみるだけで病や痛みがどこにあるのかを言い当てる。「原理がどうなっているのかはわからないが、中医があまりにも神秘的であることが感じられた。半月前に受けたばかりの健康診断の結果とまるで同じだった」と驚いた様子を示すアゼルバイジャン在中国大使は、「機会があれば、また中医に脈をみてもらいたい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年6月26日
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