「国家による追悼は、必ず行わなければならない。これは、犠牲となった同胞の魂を慰めるためであると同時に、犯罪者に対する警示の意味も含まれる」と何氏は主張する。同氏は、作品の終わりで、「我々中華民族には、まだ気骨が残っているのだろうか?」「我々はなぜ、傷の痛みをすぐに忘れてしまうのか?」といった、人の心を揺さぶるような難しい問題を中国人に提示した。新しい世代の人々は心に刻むべきだ。気骨のない民族が気骨ある軍隊を持つことなど有り得ず、希望も永遠に持ちえない。また、力強く盛んなまっとうな道を歩むこともできない。中華民族はこれまで、争いを好む民族ではなかった。だが、我々は、平和を心の底から願うゆえに、強い体とぶれない心を備えた気骨精神を持たなければならない。気骨精神があってこそ、野蛮なことを拒否し、強靭で勇敢で思い切り良く、決して死を恐れず、果敢に前進し、正義を守る姿勢を貫くことができる。何氏は、このような精神こそが、同書の根底に流れていると強調した。
何氏は、「平和を、我々は永遠に望み、追い求めている。だが、戦争は、人類が発展したからといって無くなる訳ではない。歴史の教訓をしっかり心に刻み、悲劇を再び繰り返さないように決心することが、ぶれることのない我々の『信条』である」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月12日
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