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北京週報>>社会  
作家・何建明氏、新作「南京大虐殺全記録」を発表

 

77年前の12月13日、日本の侵略軍が南京を攻略し、悲惨極まる「南京大虐殺」を繰り広げた。旧日本軍は、すでに武器を放棄した中国人兵士や一般市民30万人あまりを残虐なやり方で殺戮し、中国人の心と中華民族史に、永遠に忘れることのできない、癒されぬ傷を残した。「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」の前夜、作家の何建明氏は、約60万字に上るルポルタージュの新作「南京大虐殺全記録」を発表した。

第一回目となる国家追悼日に対する祝賀の意を込めた同著について、何建明氏は、「『南京大虐殺全記録』は、人々に国辱を忘れてはならないことを思い起こさせ、歴史の教訓を子子孫孫に継承するという、非常に重い社会的責任を担っている」と語った。

何氏は、気迫に満ちた文章と詳細な事実によって、直接的な資料や多くの知られざる歴史の真相を世の中に暴くことで、多くの読者を震撼させる。また、南京大虐殺史とその歴史的教訓、そして現実的な意義を我々が深く再考するよう、鋭い問いかけを通じて我々に迫っている。何氏の著書は、大虐殺の真実を暴くだけではなく、その背後にある再考すべき点についても、さらに深く掘り下げている。

〇より重要なことは、戦争を再考すること

何氏は、「中国の若い世代が『南京大虐殺』のような歴史的事件についてどのように評価しているのかから出発して、正しい愛国観、人生観、価値観を確立していくことは、我々が重視すべき大きな問題だ。政府が抗日戦争や『南京大虐殺』追悼行事を行うのは、大変良いやり方だと思う。だが、それだけではまだまだ不十分だ。式典で黙とうするだけでは、その場の仰々しい環境や雰囲気の中で、一瞬の心が動くに過ぎない。深い理解、冷静な思考、知らず知らずのうちに与えられた教育を通して初めて、歴史的経験と教訓から、個人・国家・時代の各側面における奥深い問題を認識することが可能で、それによって個人の心の中に、信条が根付き、確固たる主張が生まれる」とコメントした。

中国の追悼日は、77年も遅れて確立された。侵略者である日本人は、南京大虐殺の5日目に、死亡した日本兵約2千人を悼む行事を行い、また、毎年広島で公祭を執り行う。淞滬会戦から南京大虐殺にいたるまでに、中国では50万人以上が戦争の犠牲となった。何氏が心を痛めているのは、「もし釣魚島紛争が起こっておらず、安倍首相が度々揉め事を引き起こさければ、我々若者世代のうち、南京でかつて非道極まる大虐殺事件が起こったことを、一体どれだけの人が知っていただろうか」ということだ。

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