「これからは、スマホを『かざすだけ』で本が買える」-ー。中国移動(チャイナ・モバイル)北京支社の北京移動と北京発行集団との戦略的パートナーシップ計画の発表会が17日午前、北京市西城区にある大型書店・西単図書大厦で開催された。今後、西単図書大厦で書籍を購入する際には、NFC(近距離無線通信)搭載スマホによる商品代金支払が可能となる。法制晩報が伝えた。
北京に住む孫さん(女性)は、西単図書大厦1階西側に設けられた「モバイル読書体験コーナー」で、実際にスマホを使って本を購入した。「本を買った時の支払いも、バスや地下鉄を利用する時と同じように、スマホを『かざす』だけでOKになった。NFC搭載スマホを使い始めてしばらく経つ。これまでは北京公共交通ICカードの代わりにスマホを使っていたが、これからは、本を買うときにもスマホが使え、いっそう便利になる」と孫さんは感想を述べた。
北京移動の担当者は、「消費者がNFC搭載スマホを使って書籍を購入すれば、現金やクレジットカードによる面倒な代金支払いから解放され、より簡便かつスピーディな支払が実現する。このような新しいタイプの支払方法が登場したことで、書籍の購入形態も、オンラインからオフラインへ回帰する方向に向かう可能性が高い」とコメントした。
北京移動はこれまでに、NFC搭載スマホによる市バスや地下鉄の運賃支払を導入している。これは、通信キャリアにとって、オフライン支払の領域に足を踏み入れるという重要な試みとなった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年11月18日