捜索に参加した各国空軍の合同写真。
マレーシアのヒシャムディン運輸相代理は30日、消息を絶ったマレーシア航空370便に関する現段階での調査報告書を5月1日に発表すると表明した。各国は空からの捜索活動をすでに打ち切っている。京華時報が伝えた。
■海中の捜索を強化
ヒシャムディン氏は来週オーストラリアを訪問し、今後の捜索や費用の問題について話し合う。また、捜索はすでに深海の段階に入っており、多くの国々や組織と協議して行う必要があるとの考えを示した。
マレーシア航空機が消息を絶って以来、各国による大規模な捜索が50日以上にわたり行われたが、行方は突き止められなかった。オーストラリアの捜索調整センターは昨日の声明で、捜索活動は今後数週間内に海中捜索強化の段階に移行すると表明。自律型無人潜水機ブルーフィン21による海中核心区域約314平方キロメートルの捜索がすでに完了し、今後は隣接区域で捜索を継続することを明らかにした。
■空からの捜索は打ち切り
「52日間の緊迫した、しかし結果の出ない捜索を経て、マレーシア航空機370便の捜索に参加していた各国は空からの捜索活動を正式に打ち切った」。米CNNの29日の報道によると、捜索活動を終えた各国の捜索救難部隊の集結するオーストラリア・パースでは少なくとも7カ国の軍人600人余りが航空機の前で厳かに整列し、写真を撮影した。
28日までの捜索活動には民間機10機と軍用機19機(オーストラリア空軍機7機、ニュージーランド空軍機1機、米軍機2機、中国空軍機2機、日本軍用機3機、韓国機2機、マレーシア空軍機2機)が参加した。
米第7艦隊報道官は4月30日、米軍機と米軍艦は捜索活動から撤収するが、次の段階の捜索活動の継続を支持する考えを表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月1日
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