マレーシア航空機が消息不明となっている事件で、中国政府合同ワーキングチームと在マレーシア中国大使館職員は12日、クアラルンプールでマレーシア側と合同会議を開き、対応について協議し、調整を行った。
中国政府合同ワーキングチームのトップを務める郭少春・外交部(外務省)領事局副局長は「中国の政府と国民は事件について極めて懸念している。引き続きマレーシア側と緊密な意思疎通と調整を保ちたい。双方の主管当局間に一対一の連絡制度を設けることを提案する。中国はマレーシア側の誠意ある姿勢と積極的な努力を称賛し、認める。同時に、乗客の家族の理にかなった訴えに真摯に耳を傾け、迅速に応じるようマレーシア側に求める。また、ルートを一本化して権威ある、具体的な情報を速やかに発表するよう求める」と表明。中国人乗客の家族の要請リストをマレーシア側に渡した。
マレーシア側は、必ずや中国側の要求に基づき、引き続き捜索、調査活動を強化すると表明した。
謝杭生外交副部長(外務次官)、夏興華中国民用航空局副局長、張延昆北京市副市長は12日、マレーシア側と会談。マレーシア政府とマレーシア航空に対して、速やかに権威ある情報を速やかに公表し、活動の進展状況を説明し、家族の疑問や訴えに応じ、家族や市民の感情を落ち着かせるよう求めた。
マレーシア側は、定期的に会見を開き、事件の進展を速やかに報告し、家族の正当な要請に応じるべく最大限の努力を尽くすと表明した。
現在、現場海域では計8隻の中国艦船が捜索活動を行っている。12日12時までに艦船、航空機による累計捜索範囲は約1万2437平方キロメートルに達したが、疑わしい浮遊物は発見されていない。中国海難捜索救助センターは中国艦船による捜索範囲を本日より拡大することを決定した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月13日
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