○他地域での地震発生を誘発する可能性は?
あるネットユーザ―が12日、「2008年、ケリヤ県でM7.3の地震が発生した後に、あの四川ブン川大地震が起きた。今回、同県でM7.3 の地震が再び発生したことから、他地域で大地震が起こる可能性はないのだろうか?」と疑問を投げかけた。
確かに2008年3月21日にケリヤ県でM7.3の地震が発生し、その50数日後の5月12日、四川省ブン川・北川でM8.0の地震が発生している。
中国地震台網センター予報部の劉傑・主任はこれについて、次のような見方を示した。
ケリヤとブン川はいずれも、「巴顔喀拉(バヤンカラ)地塊」という同じ断層地塊の上に位置している。このため、2008年に発生したキリヤ地震とブン川地震の関係性を否定することはできない。今回キリヤで起きたM7.3地震が、他地域での大地震の前触れとなるのか否かについては、細かく調査しなければならない。2008年の地震と今回の地震との状況比較を行い、両者のデータを入念に見比べ、変化の方向性が同じか否かを見極める必要がある。変化の方向性が異なる場合は、別の第三の場所で地震が発生する可能性がある。変化の方向性が同一だった時には、その後の変化状況に注意し続ける必要がある。今回の地震が他地域での地震発生の前触れであるとは断言できないが、その可能性を100%排除することもできない。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月13日
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