「去年の年間総括もまだ提出していないのに、上司は新しい一年の年間計画を早く提出しろと急かしてくる。でも手元には春節前に終わらせなければならない仕事が山積みで、残業ばかりで息つく暇もない…。」重慶第3軍医大学新橋病院の神経内科では13日、心理カウンセリングの問診で、年末前の山積みの仕事のストレスを訴える程功さん(仮名、25歳)の姿が見られた。程さんにはストレスから頭痛や不眠といった症状が現れている。同院神経内科の戴光明教授によると、1月に入ってから心理カウンセリングの問診には仕事のストレスが原因で多くの患者が訪れているという。中国新聞網が伝えた。
「一般的な『年末症候群』の臨床としては、仕事に意欲が持てない、イライラする、頭痛や不眠に悩まされる、極度の疲労などが見られる」。戴教授によると、年末を間近に控え、職場での年末の業務報告や業績評価、来年の計画などによりホワイトカラーのストレスは最大限まで拡大しており、「年末症候群」に陥る人が少なくない。
戴教授はこうした「年末症候群」の人たちに、仕事のリズムを調節し、昼休みを使って一眠りするよう提案している。「昼寝は体力を回復し、疲労感を減少させる。気持ちが晴れない時にはトイレで鏡に向かって笑顔を作り、自分は困難を乗り越えることができる、努力すれば報われると暗示をかけるとよい」。
戴教授はまた、毎日2-3回意識して深呼吸するよう心がけ、精神状態を調節して落ち着いた気持ちを回復させることも提案している。「特に日常の忙しい仕事の中でも同僚との関係を軽視しない方がよい。昼食後の空いた時間に同僚たちとコーヒーを飲んでおしゃべりするだけで、仲間意識が増し、寂しさやストレスが緩和される」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月15日
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