セクハラ行為を受けた女性は、恥ずかしがらずに加害者を厳しく追及するべきだ。武漢晩報が伝えた。
地下鉄で痴漢に出会った場合、泣き寝入りをするべきだろうか、それとも真っ向から対立するべきだろうか。武漢市在住の女性は「生中継」により、痴漢を撃退した。
林さんは12日朝8時に、地下鉄で武昌区の勤務先に向かった。漢口王家トン東駅(トン=土+敦)に停車した際に、ブリーフケースを持った中年男性が乗車した。間もなく中年男性はゆっくりと林さんに近寄り、同じ吊り革をつかんだ。林さんは不快だったが、逆に言いがかりをつけられることを恐れ、「触ってますよ」と小声で注意し、手を別の場所に移した。中年男性は聞こえなかったかのようで、「追撃」の手を緩めなかった。林さんは我慢できず、携帯電話を取り出しダイヤルするふりをし、大きめの声で「生中継」を開始した。
「もしもし、今なにしてた?面白い情報があるんだけどね、地下鉄でオジさんが若い女性に手を出そうとしているの。白いシャツとスラックス姿で、角張った顔をしているの」--。林さんは電話をかけるふりをしていたが、実は音楽を聴いていた。
中年男性は初めは落ち着いた様子で、その場に立ち尽くし動かなかった。周囲の人が軽蔑の眼差しで見ていることに気づくと、中年男性は手を引っ込め後ずさりし、江漢路駅で下車した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月14日
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