陳さんはここ数日憂鬱な日々を過ごしている。その理由は、結婚式の招待状7通を受け取り、国慶節(建国記念日、10月1日)の7連休のうち、前半5日間の予定がすべて結婚式参加になったためだ。さらに、お祝いに計5888元(約9万4千円)を包まなければならず、1カ月の給料が飛んでしまうことも理由の一つだ。せっかくの休みとお金が同時に消えてしまうのだ。荊楚網が報じた。
せっかくの連休なのに結婚式で旅行行けず
陳さんが22日、悲劇の7連休を「微博(ウェイボー・ミニブログ)」に投稿すると、多くのネットユーザーによって転送され、「私も結婚式に参加しなければならないため、旅行をあきらめた。ふところも寒くなるばかりだし…」などと、共感するメッセージが寄せられている。
筆者が湖北省武漢市の街頭で取材を行ったところ、回答者の多くが、お祝いに関して「身分相応の額でよく、無理をして見栄を張る必要はない」との見方を示した。また、ほとんどの回答者が「せっかくの大型連休なのに、間に結婚式が入ると分割されてしまい、がっかりする」と回答した。
お祝い額が高騰
文化関係の部門で働く田さんは、「結婚式が連休中に重なるというのは、珍しい事ではない。陳さんの場合は極端な例だが、ご祝儀の額が高騰していることを示している。私が子供のころは、お祝いといっても、3‐5元(約50‐80円)包み、あと砂糖500グラムとお酒2本を贈れば、十分体裁が保てた。今は200‐300元(約3200‐4800円)でも、恰好が付かない」と語る。
また、「お祝いの額が高騰し、頭を痛めている。お祝いというのは友情などを表す方法の一つであり、理性と適度さを保つべき」と語る回答者もいた。
一方で、お祝い額の高騰は、結婚式にかかる費用の高騰と関係があるとする人もいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月23日
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