黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市の道外区にある歩道の舗装材加工工場の作業員が3日午後4時ごろ、コンベアで砂をミキサーの中に入れていた時、コンベアの上にサビた手榴弾があるのを発見。警察の調べで、日本による傀儡政権時代の遺留品と断定された。東北網が報じた。
同作業員はまず、コンベアの上に大きな土のかたまりがあるのを発見し、土を取り除いてみると手榴弾が出てきたという。もし、そのまま土に混ざってミキサーの中に入っていたら、爆発事故になっていた可能性が極めて高い。
通報を受けて駆け付けた警察が調べると、手榴弾はサビてはいるものの、安全ピンは破損していなかった。そのため、警察は砂の詰まった鉄の缶に手榴弾を入れ、その缶を工場内の広い空き地に移動させた。
その後、道外公安分局治安大隊の警察も到着し、未使用の手榴弾であることを確認。日本による傀儡政権時代に旧日本軍が残した武器で、依然として爆発の可能性があるという。警察は手榴弾を他の場所に移し、適切な処理を施した。では、手榴弾はどこから来たのだろう。同工場の責任者は、「舗装材の加工に使っている砂はある砂生産業者から購入したもの。手榴弾は砂の中に混ざっていたため、川の中に沈んでいたものと考えられる。砂を生産しているスタッフが砂と一緒に積んだのだろう」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月11日
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