過去5回の選出において、北京、上海、広州は一度もランクインしたことがない。フォーチュン編集部はこれについて、「中国の人々が退職後の生活プランを考える時、これら3都市の賑やかさや騒がしさは『もう沢山』と思っている。それよりも、中国の伝統的な考え方を受け継ぎ、『定年退職後は田舎暮らし』という生活に憧れているようだ」とコメントした。
今回の調査結果はネット上で話題を呼び、さまざまな意見が飛び交っている。一部のネットユーザは、「杭州の住宅価格は異様に高く、普通の会社員がマイホームを手に入れることは不可能だ。ここで退職後に幸福感に満ちた生活を送れるとは思えない」と指摘している。 フォーチュン誌も、「調査対象となったのは上級管理職層であり、普通のサラリーマンとは感覚が違うことは大いにあり得る」としている。
フォーチュン誌は、経済・ビジネス問題を取り扱う米国の専門誌。同誌が年に一度選出・発表している「フォーチュン・グローバル500企業」は、毎年世界中の関心を集めている。フォーチュン(中国語版)は1996年に創刊された。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月29日
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