新婚カップルが、結婚届に必要事項を記入、捺印して提出すれば、届け出は僅か30秒で終わる-このような中国の結婚届提出手続が変わる可能性がある。中国民生部の担当者は12日、「結婚証明書の発給式導入の検討を進めており、各地の結婚登録機関に対し、新婚カップルに結婚証明書を発給すると同時に、その場で証明書発給式を執り行うよう奨励している。これは、当事者のカップルが、荘厳な雰囲気の中で行われる儀式を通じて、2人が今後築いていく新家庭に対する強い自覚と責任感を持ってもらうことが目的だ」と語った。人民日報が伝えた。
今のところ、上海、山東、湖北、北京各地の民政部門結婚登録機関では、無料での結婚証明書の発給式を行っている。担当職員が結婚立会人として、結婚の「誓いの言葉」を新婚夫婦に復唱させる。新婚夫婦は、両親や親しい友人を儀式に招待できる。このような新しいタイプの結婚届出サービスは、多くの新婚カップルから受け入れられ、好評を博している。
民政部関連部門の担当者は、「無料の結婚証明書発給式の導入によって、一連の結婚届出手続が完備され、結婚登録業務の内容がより豊かなものとなり、当事者カップルの新婚家庭に対する責任感も高められる」と指摘した。民政部は、すでに実施が始まっている地域の前例を参考とし、結婚証明書の発給業務のさらなる普及と規範化を推し進め、「結婚届の重み、責任の大きさ、節約の大切さ」という新たな結婚観を国民全体に浸透させ、確立する方針だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月13日
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