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北京週報>>社会  
中国の大学生 企業に期待する初任給が減額

 

現在の大卒者の供給と、企業側の人材需要の間には、著しい不均衡が存在している。中国人力資源社会保障部国際労働保障研究所の莫栄所長は、「全体数の矛盾の他に、雇用には近年、構造的な矛盾の深刻化という新たな変化が生じており、就職難と採用難の現象が同時に起こっている。その主因は市場の需給の食い違い、人材の技能と企業側の需要の不一致だ」と指摘した。

中国は依然として工業化の中期にあり、産業構造はローエンド製造業と伝統的なサービス業を中心としており、製造業や現場のサービススタッフの雇用が中心的に創出されている。大学生が理想とする職場は主に第三次産業にあり、大学生の人数と比べると、求人数が不足している。しかしその一方で、全国約100都市の労働力需給状況に対する中国人力資源社会保障部の分析によると、各技能レベルのポストの求人数は、いずれも求職者数を上回っており、労働者の供給が需要を満たしていないことが分かる。そのうち高級技師の求人倍率は2.72、技師は2.31、高級エンジニアは2.13に達する。専門学校や技術学校の就職率は非常に高く、95%以上が一般的だ。一部では在学中に全員が内定するという現象もあり、技術型人材の旺盛な需要を物語っている。

中国人力資源社会保障部の尹成基報道官はこのほど、「中国の雇用の任務は、今後一定期間に渡り依然として重く厳しいものになる。雇用情勢は依然として厳しく、特に全体数の矛盾が際立っており、構造的な矛盾はそれを上回るほどだ。中国人力資源社会保障部は下半期に、就職先が決まっていない大卒者を対象に雇用促進キャンペーンを実施する。その目的は、これらの大卒者を見習いや技能訓練など、一連の就職準備活動に参加させることだ」と表明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2013年7月30日

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