中国民政部(民政省)は19日、2012年の社会サービス発展統計公報を発表した。それによると同年、中国全土で法律に基づいて離婚の手続きをした夫婦は前年比8%増の310万4千組となった。また、統計によると、中国全土で孤児を養子にする登録が計2万7278件あり、うち4121件が外国人家庭への養子だった。京華時報が報じた。
同報告によると、同年、中国全土の事業単位(国家が社会公益目的のため、国家機関により運営あるいはその他組織が国有資産を利用し運営するもので、教育、科学技術、文化、衛生などの活動に従事する社会サービス組織)に属する婚姻登録機構は1926カ所に達し、各級の民政部門や婚姻登録機構は1323万6千組の婚姻届を受け取った(前年比1.6%増)。一方、同年の離婚手続き数は310万4万組で、同比8%増と、婚姻届の増加幅を大きく上回った。うち、裁判所を通じて離婚の手続きをした夫婦は68万1千組だった。
婚姻届の統計を見ると、同年婚姻届を出した人のうち20-24歳が最も多く、35.5%だった。しかし、前年と比べると1.1ポイント減少した。一方、25-29歳は34.2%で、前年に比べて0.8ポイント増加した。このように、年齢によって動向の変化が異なることが分かる。
このほか、中国全土には現在、孤児が57万人おり、うち、孤児の養護施設などで世話を受けているのは9万5千人。つまり47万5千人の孤児が社会に分散して居住していることになる。うち、各種社会福祉機構に引き取られている孤児が10万4千人いる。また、同年、孤児を養子として引き取る手続きが計2万7278件あり、うち2万3157件が中国人世帯、4121件が外国人世帯が引き取り手だった。 (編集KN)
「人民網日本語版」2013年6月20日
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