米金融大手「シティバンクN.A」は19日、2012年度版の香港の富豪調査の結果を発表。香港全体で、100万香港ドル(約1250万円)以上の資産または流動資産を有している富豪が、前年比14%増の60万1千人いることが明らかになった。同数字は香港の総成人人口の11%に当たる。同富豪の財産・資産を含む総資産価値は同4割増の1310万香港ドル(約1億6375万円)だった。人民日報海外版が報じた。
「シティバンクN.A」の委託を受けた香港大学が今年1月、電話で21-79歳の富豪3000人を対象に実施した調査によると、富豪の平均年齢は50歳で、うち50-69歳の富豪が最も多く31%。一方、富豪の生活の満足度は10点満点で平均7.1点だった。また、富豪の90%が65歳までに退職したいと回答した。
過去1年間、富豪の利益の出所で最も多かったのは、株式の売買で半数以上。続いて不動産売買だった。また、新たに富豪の仲間入りを果たした人のうち、3割以上が不動産売買で富を築いていた。一方、「今年の投資計画」について、50%以上の富豪が「株式の売買」を挙げた。また42%が、香港の不動産価格は今年も「上昇する」と予想したが、不動産の購入に意欲を見せる富豪は少なかった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年3月20日 |