中国の中学2年地理教科書(上・下冊)の改訂作業が、今年スタートした。新たに改訂される教科書には、「釣魚島は中国固有の領土である」などの内容が追加される。北京の地元紙・新京報が伝えた。
人民教育出版社担当者は16日、「教科書の内容記述を、より細かいものにするか否かはさておき、中学地理教科書には20年前から、釣魚島に関する記述が見られた。地理教科書は、現在改訂作業中で、年末には教育部による審査に持ちこまれ、来年秋から使用される見込みだ」と述べた。
関連出版社によると、新しく改正される中学2年地理教科書(上・下版)では、「釣魚島は中国固有の領土である」との記述が付け加えられる見込みで、少なくとも、領有権に関する記載が現行版より曖昧になることはないという。しかし、「釣魚島は中国固有の領土である」の詳細を説明する具体的な内容については、関連の審査・承認を経て、最終的な定説ができ上がる見通し。
中国教育部基礎教育課程教材発展センターの担当者は、「関連出版社の地理教科書改訂作業は、現在行われている最中で、まだ同センターには届けられていない」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年9月17日
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