天賦の才

2月6日、シュートするニックスのジェレミー・リン(上)(申宏撮影)
幼少期に母親からピアノを習わせられていた体格の大きな少年とバスケットボールとの縁は、バスケットボールへの熱愛からだったと言い切っていいだろう。リンの父親は熱狂的なバスケットボールファンで、その熱愛がそのままリンに感染したのだ。さらに触れておくべきは、リンがハーバード大で経済学と社会学の「二つの学位」を取得していることだ。リンの高い知能はその大活躍の重要な要因でもある。リンは近頃の若いガードにはまれに見るバスケットボールIQを持ち、ずば抜けたバスケットボールセンスと判断能力を持っていると言っていいだろう。
リンは高校1年の時、身長が160センチしかなかった。180センチになった時、リンは高校チームを州優勝に導き、果敢なリバウンド、私心のないゲームコントロール(ハーバード時代のシュート率はチーム全体のわずか19.7%)、正確なシュートという優れたバスケットボールの才能を示した。
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