
舟曲を襲った大規模な土石流(8月8日撮影)
9日未明2時頃、甘粛省甘南チベット自治州舟曲県の土石流指揮本部会議で記者が得た情報によると、国土資源部、甘粛国土資源部門などの専門家による現地調査と総合分析の結果、さしあたって四つの要因が舟曲の大規模土石流を引き起こしたと見られている。
第一に、舟曲の現地の地形と特殊な地質構造が災害発生の重要な原因である。専門家は、舟曲県城付近の地質構造は岩石性質が柔らかで比較的脆く、風化も進んでいたため、地滑りや山崩れ、土石流災害が比較的起きやすいと分析した。
第二に、ブン川地震の影響も重要な要因の一つである。舟曲県はブン川地震の重大被災地の一つであり、地震によって周辺の山の地盤が緩み、岩石層がぼろぼろになっていた。地震による山の地盤の緩み等は、3~5年経たないと解消されないが、現在はブン川地震の発生から2年余りしか経っていない。
第三に、舟曲は昨年10月から、今年上半期にわたって干ばつが続き、市街地周辺の岩が崩れ、一部の山の地盤や岩石の表面に裂け目が出来ていたため、雨水が入り込みやすくなり、地滑りを引き起こした。
第四に、強い降雨に見舞われたことである。7日夜、舟曲県城東北部の山間地帯に突然豪雨が降った。強雨は40分以上降り続き、降雨量は90ミリ余りに達した。これが土石流となり、大規模な土砂災害を直接的に引き起こした。
現在、現地の専門家と国土資源部門のスタッフが県城周辺で土砂災害の危険性のある場所について一斉調査を行い、二次災害発生の防止に努めている。
「北京週報日本語版」2010年8月10日
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