FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の開催に伴い、この夏、非常に多くの中国国民が沸き返っている。中国が2008年北京五輪開催に成功した後、こんどはW杯開催を願う声が不断に高まっている。FIFA(国際サッカー連盟)現会長のブラッター氏、また前会長のアベランジェ氏はいずれもこれまでに、中国でのW杯開催を希望すると述べている。中国でのW杯開催について、国民はどのように思っているのだろうか?
「中国青年報」が先週行ったオンライン調査(1089人が対象)によると、62.4%の人は中国のW杯開催を希望、うち40.2%の人は「非常に希望する」とした。「あまり希望しない」「希望しない」は僅か17.5%だった。
中国にはW杯開催能力があるのか?調査結果によると、61.6%の人は「ある」、24.5%の人は「ない」と回答、のこる13.9%の人は「わからない」とした。
ではW杯開催に向けて中国に欠けている条件は何か?国民が最も感じるのは「高レベルのサッカーチーム」(80.1%)。以下「成熟したプロリーグ」(71.8%)、「健全なサッカー発展環境」(67.2%)、「FIFA内部での影響力」(55.8%)、「モラルの高いファン」(53.5%)、「サッカーが充分に普及していないこと」(44.4%)と続いた。
それでもW杯開催は、国内のサッカーファンにとって熱い魅力に満ちている。70.3%の人はW杯開催が「サッカー経済の発展を促す」と回答。以下、「中国サッカーの発展を促進」(65.4%)、「全国民の健康意識を促し、国民の健康向上に有利」(59.0%)、「中国のイメージアップに貢献」(56.6%)、「より多くの子どもたちがスポーツを愛するようになる」(52.4%)、「国民のスポーツ生活を豊かにする」(49.6%)と期待を示した。
ここ数年来、成績不振に加えスキャンダルが絶えない中国男子サッカーについて、66.2%の人が「中国サッカーが着実に発展すれば良いだけ。賭博や裏社会と、今の成績が余り良くないこととは関係ない」と回答した。
国民は中国サッカーの今後の発展に期待しているのだろうか?「期待できる」とした人は49.8%、24.3%の人は「期待できない」、のこる25.9%の人は「わからない」とした。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年6月24日
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