広州市内の複数の病院が明らかにしたところによると、過去2日間の急診患者数は普段の1.3倍ほどとなっており、食後の腹痛や心臓・脳内血管の救急患者が最も多い。「広州日報」が伝えた。
市内のある医師は、「普段は平日の急診患者数は150人前後ですが、先週末の土曜から今週月曜にかけて、一気に200人以上となり、普段の1.3倍ほどです」と語る。急診患者のうち最も多いのが急性胃腸炎、急性心筋梗塞(こうそく)で、次いで急性咽頭炎、発熱など、徹夜により起こる病気が続いている。
その理由のひとつに、現在開催されているW杯ブームが挙げられる。知人同士で集まり夜遅くまでテレビ観戦。広州人にとって夜のビールと海鮮料理は欠かせない。「どちらも胃腸が弱りやすくなります」。
医師の分析では、夏至が過ぎますます気温が上昇するのに加え、徹夜でW杯観戦をする市民が多く、体の抵抗力が低下しているため、食生活がなおざりだと容易に急性胃腸炎になるという。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年6月22日
|