新疆維吾爾(ウイグル)自治区新聞弁公室は13日記者会見を行い、解放軍軍事医学科学院専門家チーム、烏魯木斉(ウルムチ)市公安局が烏魯木斉(ウルムチ)「針刺し事件」送付サンプル検査結果、受信者再診(受診)状況、および司法介入状況を発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
解放軍軍事医学科学院疾病抑制・生物安全弁公室の銭軍・主任によると、軍事医学科学院(解放軍疾病予防抑制センター)北京センター実験室は、このほど発生した針刺し事件の送付サンプルの分析検査を行った結果、人工放射性物質や有毒化学物質は発見されず、炭疽菌、ペスト菌、野兎病菌、ブルセラ菌、鼻疽菌、類鼻疽菌、ボツリヌストキシン、またエイズウイルスも検出されなかった。
烏魯木斉(ウルムチ)市公安局の王文賢・副局長はさらに、「針刺し事件」に対する司法介入状況について発表した。内容は下記のとおり。
一.既に受診、治療、検査した症例から見て、針刺し行為は人体の健康へ明らかな傷害は与えなかったものの、被害者本人および家庭、社会に恐怖をもたらし、正常な生産、生活、教学秩序をひどく混乱させ、社会的危害は極めて大きく、既に「中華人民共和国刑法」関連規定に触れており、法に基づき厳罰が下されることになる。
二.公安機関は既に武装警察部隊と連携し、社会に対する制御を拡大、人々が密集した複雑で敏感な地域および公共の場でのパトロール、検査、逮捕体制を強化しており、防犯、打撃措置を確実に強化、針刺し市民傷害事件およびその他刑事案件を直ちに全力で検挙する。
「人民網日本語版」2009年9月14日 |