7月6日早朝、医療スタッフが新疆維吾爾自治区救急センターで負傷者を救出
新疆維吾爾(ウイグル)自治区共産党委員会常務委員、宣伝部の李屹・部長が7日早朝明らかにしたところによると、6日午後7時現在、烏魯木斉(ウルムチ)市「7・5」破壊焼き打ち大型暴力犯罪事件による死亡者数は156人、うち男性129人、女性27人となった。負傷者数は1080人。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
公安部門は既に同破壊焼き打ち事件容疑者1434人の身柄を拘束、内訳は男性1379人、女性55人。現在これらの容疑者に対する尋問が行われている。
6日午前12時半に行われた記者会見によると、5日夜、烏魯木斉(ウルムチ)市内で破壊焼き打ち大型暴力犯罪事件が発生した。今回の事件で、烏魯木斉(ウルムチ)市内では公共バス190台、民間車両50台以上の計260台以上の車両が破壊された。損壊した商店203戸、住宅14戸、焼失面積は5万6850平方メートル、市内全域で計220カ所以上が放火され、アパート2棟が全焼した。
自治区公安庁指揮センターによると、負傷者は現在市内の病院10カ所で手当てを受けているほか、負傷者からの証言収集業務も既に手配されており、今後、犯罪分子の証拠が法により審判されることになる。病院内では民政、安全警備などの業務が確保された。
烏魯木斉(ウルムチ)警察は既に事件に関わった数百人を拘束しており、その中には今回の事件を組織した10数人の中核分子が含まれる。また警察は捜査の結果、破壊焼き打ちに直接加わった別の中核分子を現在全力で追跡している。
烏魯木斉(ウルムチ)公安、武装警察は重点地域に検問を設置、烏魯木斉(ウルムチ)周辺の昌吉、吐魯番(トルファン)、巴州(バインゴリン)など各地にも検問を設け、暴徒の逃走を食い止めている。
「人民網日本語版」2009年7月7日
7月6日早朝、烏魯木斉(ウルムチ)市大湾南路の競馬場付近で。多数の公共バスが焼き打ちされ、消防隊員が急行し消火活動に当たった
7月5日、烏魯木斉(ウルムチ)市内の商店が放火され炎上した |