7月5日、新疆ウイグル自治区のウルムチ市で殴打・破壊・強奪・放火の深刻な暴力犯罪事件が発生した。民族分裂分子ラビア・カーディルをかしらとする「世界ウイグル代表大会」は最近、インターネットなど複数のルートを通じて騒動を扇動し、「勇敢になるべきだ」、「大きな事を起こす」と公言。7月5日20時ごろ、一部の人間がウルムチ市人民広場や解放路、大バザール、新華南路、外環路など多くの場所で狂気じみた殴打・破壊・強奪、放火を行った。この事件で、破壊された車両は260台に達し、うち190台が公共バスで、50台余りが自家用車だった。壊された建物は店舗用家屋が203件、民家が14件、焼失面積は5万6850平方メートルにのぼり、全市で220カ所余りの場所が放火され、2棟のビルが焼き払われた。
「事態が示しているように、今回の事件は国外からの遠隔指揮、扇動によって引き起こされ、国内で具体的に組織、実行された、計画性のある組織的な暴力犯罪だ」と関係部門の責任者は指摘した。自治区党委員会と自治区政府はこの事件を高度に重視して、適時に警察を集中させて処置をした。今は、事件はすでに沈静化した。
ウルムチ市北湾街にある複数の燃え残りの車両(7月6日)
焼き打ちにあったウルムチ市のスーパー(7月6日)
負傷者の治療を行う自治区人民医院の医者たち(7月6日)
放火されて燃え上がる消防車(7月5日夜)
「北京週報日本語版」2009年7月7日 |