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社会  
チベットの天の半分を支えてきたチベット族の女性

  「女性は天の半分を支えることができる」という言葉が中国ではよく言われる。今のチベットでは、女性はもはや家事をするばかりの家庭の主婦ではなく、社会主義の建設事業に身を投じて、自らの知恵を生かして社会の発展と進歩を促し、自らの価値を実現し、社会進歩の成果を分かち合う人が増えている。

 ツチェンさん――ラサ市の交通警察。1999年に結成した10人からなる女性交通警察隊の1人。交通指揮と交通巡査を担当

  政治参与と政務討議に取り組む 解放前、チベットの広範な女性は差別視され、抑圧されて、政治参与と政務討議の権利がなかった。解放後、女性の社会的地位と精神状態はすっかり変わり、政治や経済、社会、文化、および家庭などの面で男性と同様な権利を享有し、社会の主人公となっている。多くの女性幹部や女性人民代表、政治協商会議の女性委員がチベットや国の政治的舞台で活躍している。

新しい世代のチベット族の女性大学生

  社会的経済的地位が向上 平和解放前、チベット女性はほとんど生産手段を持たず、人身の自由もなかった。平和解放後、広範な女性が労働と就職の自由を十分に有することになった。改革・開放の実行後は女性企業家が多く現れた。彼女たちは自らの合法的な労働を通して富を蓄積し、生産に必要な生産手段を持つことになった。そのほか、生産の第一線で活躍する女性管理者が多くなり、女性従業員の人数も増えている。08年末現在、チベットの従業員総数は28万人、うち女性は40%を占める11万2000人で、本当にチベットの「天の半分」を支えているのだ。

 
 ツニンチョマさん(右)――チベット証券経営株式会社営業部の経理であり、チベット最初の証券取引関係の女性トレーダーでもある

  総合的な素質が明らかに向上 平和解放前、広範なチベット女性は学校へ通うことなどできず、非識字者数が90%以上にものぼった。平和解放後、チベットは教育事業の発展に力を入れてきた。1980年代には農牧業地域の学校で「三包」(衣・食・住を保証すること)を実施し、内陸部の16省・直轄市でチベットクラスを開設し、農牧民が子女を学校に送る意欲を引き出し、学校に入る女子が増えてきた。また、女子向けのクラスを開設し、貧しい家庭の女子に援助を提供するなどの活動を展開した。現在では適齢の女子の入学率は国と自治区の基準に達し、女性の教養程度と素質が明らかに向上した。

  生活条件が明らかに改善 平和解放前は妊産婦の死亡率が高く、平均寿命が短く、広範な女性は保健衛生知識が欠乏し、最低限の医療サービスをも享受できなかった。現在は良好な医療・保健サービスがあって、妊産婦の死亡率が大いに下がり、平均寿命も大幅に上がった。新農村建設の高まりでは、女性たちの姿も至るところで見られている。

  考え方が転換 現在では、パソコンや携帯電話、放送、テレビなどの普及につれて、女性も情報化によってもたらされた新思想、新観念を受け入れている。彼女たちはもっと広い視野を持ち、おのおのの方式で改革・開放の流れに身を投じている。

「北京週報日本語版」2009年2月23日

  

  

  

 

  

  

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