楊潔チ・外交部長は第11期全国人民代表大会(全人代)第1回会議の記者会見で12日午後、食品の安全に関する日本人記者からの質問に、真相究明のため調査を継続していく考えを示すとともに、「国を跨るこの食品安全問題の解決には、中日双方の協力が切り離せない」と指摘。「両国の主管当局、特に警察当局が引き続き意思疎通を強化し、緊密に協力し、冷静・公正・客観的・科学的な姿勢に適切に基づき、早急に事件の真相を解明し、両国民に責任ある説明を行うことを希望する」と強調した。
楊部長は「中国政府は一貫して食品の安全の問題を高度に重視し、内外の消費者に高度に責任ある姿勢で臨んでいる」と指摘。「日本で発生した『ギョーザ中毒』事件に中国側は高い関心を払い、主管当局は一連の必要な措置を講じ、真剣で責任ある調査を展開。かつ初歩的な調査結果を適切な時期に公表した」と表明した。
楊部長はさらに「今後の同様の問題における、より迅速でより効果的な協力を制度面から確保するため、長期有効な食品安全協力体制の早期構築が必要だ。中日両国民もこれを望んでいると思う」と述べた。
「人民網日本語版」2008年3月13日 |