華中農業大学の大学院生・徐本禹氏は10月12日、湖北省から北京にやって来た。徐氏は貴州省の貧困山岳地帯でボランティア教員を2年務めたことで、中国中央テレビ(CCTV)の番組「感動中国」の十大人物に当選し、中国共産党第17回全国代表大会(以下、十七大)の代表となった。「中国青年報」が伝えた。
徐氏を含む2200人あまりの党代表が10月15日、十七大に出席した。代表の構成メンバーは、政党の生命力と創造力を反映している。
25歳の徐氏は、十七大代表としては若手メンバーの一人。5年の党歴をもち、「私がやっている事は全て私の理想だ。私の理想は集団の利益と祖国の需要にマッチしているため、時代の追求と奉仕精神に富んだより多くの大学生たちから認められ、共鳴を得ている」と語る。この言葉は、徐氏に代表される大学生党員層の姿を反映したものだ。
党中央組織部の最新データによると、全国の党員中、学生の占める割合は2.6%、計194万7千人に達した。2002年と比べ、学生党員は139万8千人(254.6%)増加、増加率は各社会層別で最大となっている。
徐氏の背後には、スポーツ選手や「模範青年」で構成される若手の陣容がある。「80年代生まれ」の十七大代表として注目を浴びているのは、テニスの鄭潔・孫甜甜両選手、卓球の張怡寧選手、ボクサーの鄒市明選手、義勇の英雄と称される南京軍区士官の陳列周氏などで、最年少の十七大代表はサーブル(フェンシング)の譚雪選手で23歳。
十七大代表の年齢構成は、次第に合理的になっている。党の第16回全国代表大会(以下、十六大)の時には63.2%だった年齢55歳以下の代表の割合は、十七大では70.4%になった。このほか、十七大党代表のうち、大学・専科以上の学歴を有する者は、全体の93.3%を占める2068人に達し、十六大に比べ1.6ポイント上昇した。
「人民網日本語版」2007年10月15日 |