川陝ソビエト時期の銅貨が、このほど、寧夏回族自治区の文物関係者に発見された。これは、同省の西吉県硝河郷に住むある農民が保存してきた赤軍の遺物の中にあった。今回の発見は、99年に同省の洛南県で初めて同時期の銅貨が発見されたのについで2回目。銅貨は川陝ソビエト政権(1932~35年)が発行した貨幣で、直径は35㎜、厚さは3㎜の赤銅製のもの。正面の上部には「川陝ソビエト造」の文字があり、額面は500文。「500」の両側にはそれぞれ五角の星形がある。正面の下部には「五百文」と書かれている。銅貨の裏面には「全世界無産階級聯合起来」(全世界のプロレタリア、団結せよ)の文字があり、中央部は、五角の星、鎌、斧が重ねて描かれ、稲の穂に囲まれている。下部には「一九三四」と書かれている。
「北京週報日本語版」2007年6月26日
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