NYの中国系書画家、震災支援バザーに出品
米ニューヨークに住む30人あまりの中国人書画家がこのほど、シェラトン・ラガーディアイーストホテル内のアートギャラリーでチャリティーバザーを開催、同時に寄付金集めも行った。売上と寄付金は、東日本大震災の被災者に贈られる。
著名な画家である方書久氏は、バザー発起人のひとりだ。彼の作品は、米国内の一部博物館に収められ、多くの国家元首のコレクションにも入っている。今回はその中から一枚の絵をバザーに出品した。方氏は、「個人的な立場から言えば、日本の軍国主義と当時中国人にもたらされた戦争悲劇は、決して忘れられない。しかし、我々は、日本政府と日本国民を切り離して考えなければならない。今回の大地震、大津波、放射能漏れ事故によって日本国民は極めて大きな被害を受けた。我々中国人は、震災の被災者に援助の手を差し伸べるべきだ」と話した。
今度のチャリティーバザーは、ニューヨークの世界芸術家連盟とYoshiko Takeshige Dance Corporationの共同主催による。世界芸術家連盟主席を務める画家の姚継成氏は、「以前、日本に2年間留学していたことがある。日本国民に対して、中国人はとても友好的な感情を抱いている。旧日本軍による中国への侵略戦争の罪は、政府の責任であり、日本国民の責任ではない。誰もが民族的偏見を捨て去り、日本の被災者を助ける気持ちになることを願っている」と語った。姚氏によると、今回、30人近くの中国人書画家が30数枚の作品をバザーに出品、その売上は日本医療学会を通じて被災者に届けられる予定という。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年4月15日
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