日本の東北地方で3月11日、史上最大級のマグニチュード9.0の大地震が発生し、これに伴う津波や原発事故など一連の災害が日本の人々を大きな危機に晒している。震災後、中国の人々は慰問や募金などさまざまな形で、隣国の被災者たちを応援している。
「チャイナネット」を運営する中国外文局は地震発生直後、同局で働く約10人の日本人専門家の家族の安否を確認し、24日に釣魚台ホテルに彼らを招待し、見舞いの意を表した。斉平景副局長、国際合作部の于涛氏、専門家サービスセンターの王宏偉氏などが出席した。
日本人専門家の福井百合子さんの家族の安否を確認する斉平景副局長
斉副局長は挨拶の中で、「この場を借りて、今回の災害で亡くなった日本の方々に深い哀悼の意を示すとともに、すべての日本の人々に心からお見舞い申し上げる。2008年の四川大地震を経験した私たちは、今回の大震災の痛みを深く感じており、日本の方々の辛さを痛いほどわかっている。中国には、『患難見真情(大変な時に真の友情が見えてくる)』という諺がある。普段摩擦したり喧嘩したりする中日両国は、災害に遭った時、しこりを水に流し、ともに困難を乗り越えることを選択した。このことに非常に感動している。これほど大きな災害に直面しても、皆さんが辛い気持ちを抑え、変わらず懸命に働いてくれていることにとても感謝している」と語った。
募金活動をPRする勝又阿雅子さん
日本人の専門家たちは外文局の厚意に感謝し、震災後に周りの中国の友人らがすぐに心配してくれたことに感動していると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月25日 |