重慶市の黄奇帆市長は21日、重慶の日本総領事館に設けられた記帳所を訪れ、東日本大震災の犠牲者に黙祷(もくとう)し、哀悼の意を示した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
黄市長は、冨田晃次首席領事と会談した際に、震災で犠牲となった人々に心からの哀悼の意を表し、行方不明者の無事を祈り、災害が早く過去のものとなり、日本が再建作業を一日も早くスタートできるように願っていると述べた。
黄市長は「2008年に四川ブン川大地震を経験した重慶市民は、今回の震災を日本人と同じ気持ちで受け止めている。日本の人々と日本政府が震災中に見せた強さや秩序ある行動に対して敬意を表し、日本政府・日本国民が災難に立ち向かう強い連帯感と相互扶助は、敬服に値する」と述べた。
また黄市長は災害支援について、重慶市政府を代表し、「日本側から重慶に対して救援機材など物資調達の要請があれば、我々は最大限の努力を尽くして援助したい」との意向を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年3月22日
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