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斎藤文男氏のブログ  
◇まほらまの南京生活⑫◇~桜の木の下で~

 

◇日中の“蝶友”も笑顔で◇

 桜の木の下で、日中の蝶友と記念写真を撮る筆者(右端)
 

昨年、南京の桜が満開になったころ、日本の“蝶友”が一人でやって来た。日本で高山地帯に生息する蝶が紫金山の麓にいると聞いて、ビデオカメラとデジカメを持って撮影に来た。植物園に立ち寄り、桜が満開になっている木の下で、中国の“蝶友”も交えて記念写真を撮った。日中の蝶友はこのときが初対面だったが、全開の桜の下では自然と笑顔になった。開花した桜の木の下では、国境や民族の違いはなくなると感じた。

 

◇“花筏”“香雲”“花吹雪”◇

桜の花を表現する日本語の花言葉は実にたくさんある。花曇り、花霞、花便り、花冷え、花吹雪などだが、“花筏”もその一つだ。川面に浮かんだ花びらが、筏のようになって流れていく光景をいう。池の水面近くにせり出した枝から舞い降りた花びらが、水面に浮かんでいる風情も筏のように思えた。

春の暖気でぐっと成長し、敷くによしなしとなった草はらに寝転んで、天空をバックにして桜の花を見ながらの昼寝は、どんな娯楽よりも至福の時ではないかと思う。池の反対側にある桜を遠望すれば、あたかも桜の香りがほのかに漂うかのような“香雲”という花言葉がぴったりだ。

 桜の花が好きなのはヒトだけではない(桜花で吸蜜する中華虎鳳蝶)
 

春に桜を求めるのは人に限らない。10カ月間あまり蛹となってひたすら春を待って羽化した中華虎鳳蝶も、吸蜜にやってくる。この種の蝶の仲間は、長江の中・下流一帯と朝鮮半島、日本などアジアの東端のごく一部地域にしか生息していない貴重な蝶だ。中国では第2級の国家保護動物に指定されている。南京市内では2月下旬から3月にかけて羽化し、春到来前に出現するため「春を告げる蝶」として知られている。日本にいる同属のギフチョウやヒメギフチョウは、桜が開花するころ羽化する。飛翔はゆったりと優雅な姿から、「春の女神」とも言われる。日中の同属の蝶が桜の花から吸蜜する姿は、日本と中国は争いごとなどせずにいつまでも仲良くするのですよ、とホモサピエンスに教えているように思えた。

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