中国共産党中央政治局常務委員会が25日に会議を開き、新型コロナウイルス肺炎の感染状況や予防とコントロールなどについての報告を聞取り、患者の治療を含めた今後の予防とコントロールについて研究し、働きかけました。習近平中国共産党中央委員会総書記が会議を主宰し、重要な談話を発表しました。

会議では、党中央が予防とコントロールに対応する指導グループを成立させ、中央政治局常務委員会の指導の下で活動を展開していくことを決定しました。また、党中央は湖北省など感染多発地域に指導チームを派遣し、地方が全面的に防止とコントロールを強化していくことを推進していきます。

習近平総書記は、その際、「新型コロナウイルス肺炎の感染の蔓延が加速しているという厳しい情勢の下で、党中央の集中的かつ統一した指導を強化していくべきだ。防止とコントロールの重要性と緊迫性を充分に認識し、統一した指導や指揮を強化し、断固として党中央の決定を確実に実行させ、その実行の状況を即時に党の中央に報告すべきだ」と指示を下しました。

また、会議は「各地の防止とコントロールをそれぞれ分類して指導し、全力を挙げて感染者の治療にあたり、法によって科学的かつ秩序ある防止とコントロールを行わなければならない。速やかに透明かつ正確な感染情報を公開し、国内外からの関心に応じて世界保健機関（WHO）や関係の国・地域の組織、及び香港・マカオ・台湾地区に感染情報を通告し、協力を強化して全力で対応にあたり、共に地域や世界の衛生安全を守っていくべきだ」と指摘しました。

「中国国際放送局日本語版」2020年1月26日