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アジア太平洋協力の新ビジョンを共に描く
王小竜  ·   2018-11-15
タグ: APEC;アジア太平洋協力;政治
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11月17~18日、アジア太平洋経済協力(APEC)第26回非公式首脳会議がパプアニューギニアの首都ポートモレスビーで開催される。会議のテーマは「包摂的なチャンスの活用とデジタル化された未来の受容」だ。ポスト2020年APEC協力においてどのようなビジョンを描くのか、各方面が注目する重要な議題となっている。 

1993年、APECの首脳はアメリカのシアトルで初会合を行い、共にAPECの未来について計画した。1年後、APECはボゴール目標を打ち立て、2020年までの協力の方針を明確に示した。ボゴール目標を中心とし、APECは貿易・投資の自由化および円滑化と経済・技術の協力を堅持し、地域経済一体化のレベルを高め続け、アジア太平洋地域の経済成長と民生・福祉の改善の促進に大きく貢献した。 

現在、世界経済ガバナンスは深く変化し、多角的貿易体制は試練に見舞われ、一国主義と保護主義が台頭している。アジア太平洋地域は安定した発展を続ける一方で、より多くのリスクや試練に直面するようになった。2020年というボゴール目標の期限が近付き、APEC協力は正に重要な節目を迎えている。 

アジア太平洋地域の発展の新ビジョンをどのように描き、今後の協力に長期的な方針を提供するのかは、各方面から広く注目を集めてきた。 

新ビジョンは開放型のアジア太平洋経済という大きな方向性を堅持するべきだ。貿易・投資の自由化および円滑化の促進と地域経済一体化の推進はAPECの最も重要な使命だ。アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の構築は開放型のアジア太平洋経済に保障を提供し、アジア太平洋経済の一体化を更に高いレベルへと進めるために必要だ。2014年に北京市で開かれたAPEC首脳会議ではFTAAP構築の全面的なスタートが発表された。APECは地域経済一体化の趣旨を堅持し、開放型のアジア太平洋経済をしっかりと構築し、規則を基礎とする多角的貿易体制を維持するべきだ。 

新ビジョンは充分に大きな抱負、水準、将来性を示すべきだ。革新と発展はアジア太平洋地域が新旧の原動力の転換および質の高い発展を実現するために必要だ。近年、アジア太平洋地域はデジタル経済が今後の成長に大きな役割を果たすと認識し、協力計画を打ち出した。APECはデジタル経済の流れを捉えて牽引し、インターネットとデジタル経済との協力を深め、AI(人工知能)やビッグデータなど新興分野に焦点を当て、自主革新力を育成し、質の高い成長を促進し、引き続きグローバル経済を牽引する役割を示すべきだ。 

新ビジョンはパートナーシップと運命共同体の意識を表すべきだ。アジア太平洋地域は世界で最も発展の多様性を有している地域の一つだ。4年前に北京の雁栖湖畔で習近平国家主席は相互信頼、包摂、協力、ウィンウィンのアジア太平洋地域におけるパートナー関係を築き、運命共同体意識を深めることを提唱し、各方面から賛同を得た。APECはこの方針を堅持し、パートナーシップと運命共同体意識をビジョンを描く上での全体的なプロセスに徹底的に組み込むだけではなく、ビジョンの実質的な内容にも表すべきだ。 

今年は中国改革開放40周年だ。中国は改革開放を堅持する中で飛躍的に発展し、アジア太平洋地域の発展のためにチャンスと原動力を作り続けた。新時代に突入し、中国は各方面と共に今後の協力の青写真を描き、アジア太平洋協力が絶えず新たな発展を遂げるよう推進し、地域の人々に利益を与えることを望んでいる。  

王小竜(外交部国際経済司司長) 

「北京週報日本語版」2018年11月15日 

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