ホーム >> 政治 >> 本文 |
中国脅威論は偽りの観点
|
本誌評論員 蘭辛珍 · 2018-08-30 |
タグ: 中国脅威論;軍事;政治 | 印刷 |
中国の軍事戦略は透明だ。2015年に中国国務院新聞弁公室は「中国の軍事戦略」白書を発表し、中国の国防政策、軍隊建設、軍備抑制・軍縮及び国際安全保障情勢、国際安全保障協力などについて公に詳説した。中国は平和的発展路線を堅持し、防御的国防政策を実施し、終始世界平和の建設者であり、世界発展の貢献者であり、国際秩序の擁護者である。中国の軍隊は平和維持、航行護衛、災害救援など海外軍事任務をますます多く遂行し、力の及ぶ限りより多くの国際的責任を担い、より多くの公共安全製品を提供しており、その貢献と努力は国際社会から広く賞賛されている。
「中国の軍事・安全保障動向に関する年次報告書」は中国の南中国海における軍事配置を「中国脅威論」の理由としている。このことから米国国防総省の理不尽さがさらに明らかになっている。中国は南中国海諸島及びその付近海域において争いようのない主権を有している。自国の領土で正常な建設活動を展開し、正常な軍事訓練を行うのは、主権国家固有の権利であり、完全に正当で理に適っており、なんら非難の余地はない。
「中国の軍事・安全保障動向に関する年次報告書」はさらに、中国の武装力拡大の主な目的はアジア太平洋地域で米国勢力と対抗するためだと断言している。このような観点からは、米国の後ろめたさが感じ取れる。中国には「戦うことができて初めて戦いを止められる」という言葉がある。これが中国の防御的国防建設の精髄である。米国が中国を挑発しているのに、中国は武装力で対抗する以外ないではないか。まさか萎縮できるわけはあるまい。
米国国防総省の言うところの中国の脅威は、実質的には米国側の新冷戦思考枠組み下の観点であり、「中国の脅威」の名目で中国を脅かしているのである。国際社会において、中米両軍には実のところ多くの分野で協力することが可能だ。例えばテロ対策、救援、宇宙探査などの分野で、両国国民や全人類に幸福をもたらすことができる。しかし米国国防総省の中国に対する非友好的な態度は中米両国の相互信頼を損ない、双方の共同利益にそぐわない。
「北京週報日本語版」2018年8月30日
前のページへ1 |
シェア: |
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号