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歴史の銘記はより良く未来を開くため
  ·   2018-08-15
タグ: 中日関係;日本軍国主義;政治
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73年前の8月15日、日本は無条件降伏した。その後毎年、日本がこの日をどう記念するかは、日本が国際的な正義と正しい道理を認めているか否かの真相を反映しており、中国国民を含む第2次大戦の被害国の人々の感情にも影響を及ぼしている。(人民日報「鐘声」国際論評)

「日中両国民は歴史を忘れるべきではなく、それ以上に未来志向で、心を一つに協力して平和と素晴らしい新時代を築くために努力する必要がある」。今年6月末、日本の福田康夫元首相は南京の中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館(南京大虐殺記念館)を訪問し、献花して哀悼の意を表すとともに、日本による中国侵略の歴史を知る日本人が増え、歴史を鑑として、悲劇の再演を防ぐことを望んだ。「戦争は絶対に繰り返してはならない。私の実体験を後の人々に伝えてほしい」。中国侵略日本軍・山本武の子である山本富士夫兄弟は父の臨終の際のこの遺訓を心に刻み、今年8月11日に中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館を訪れ、侵略の歴史を語り、父に代わって南京大虐殺の生存者に謝罪した……歴史を直視し、歴史を鑑として平和を呼びかける日本の見識ある人々の行為は、中国国民を含む平和を愛する各国の人々から評価されている。

日本軍国主義の侵略の歴史を正しく受け止め、深く反省することは、中日関係を維持し発展させるうえでの重要な政治的基礎であり、日本がアジア近隣国及び国際社会の信頼を得るための必要条件でもある。1972年に日本は「中日共同声明」で「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と表明した。日本が歴史問題についてこの基本的認識を示したために、中日両国は国交正常化を実現できた。

40年前、中日両国は中日平和友好条約を締結して、日本側は戦争責任を深く反省するなど重要な姿勢表明を含む中日共同声明の諸原則を法的形式で確認し、両国が代々友好的に付き合っていくことを明確に表明し、中日関係の政治的基礎と法的規範を確立し、正しい方向を指し示し、重要な一里塚を築いた。

日本は過去の侵略の歴史をしっかりと直視し、深く反省し、軍国主義と徹底的に一線を画し、アジア近隣国と相互信頼を深め、和解を実現するために心からの誠意ある努力をし、歴史問題の正しい受け止め方において確実に裏表なく、言動を一致させ、終始変らぬようにすべきだ。

「靖国神社は以前日本植民地主義の歴史と一体化して発展してきた」。東京大学の高橋哲哉教授(哲学)は靖国参拝に反対する活動でこう表明した。歴史を知る誰の目から見ても、靖国神社は普通の神社ではない。靖国神社は日本軍国主義による侵略戦争発動の精神的なツールと象徴であり、日本の侵略戦争に責任を負う第2次大戦のA級戦犯14人を祀っているため、人類の重要な歴史の基本的評価に直接関わる。靖国参拝問題における日本側の態度は、正義と邪悪を前にしたその選択を示している。日本の降伏記念日に、日本側の政治家はいかなる形の靖国参拝行為も放棄し、アジア各国に対する日本軍国主義の加害責任をしっかりと明確にして初めて、日本側に歴史を鑑として未来に向かう精神を堅持する意志があることを人々に納得させることができる。

昨年春以来、中日両国は積極的な交流を続けてきた。両国指導者は国際会議の場で接触を保ち、平和・友好・協力という中日関係の大きな方向性を改めて確認し、中日関係を正常な軌道に戻し、長期的で健全な安定した発展を実現するという目標について重要な共通認識にいたった。数日前、中日双方は中日平和友好条約締結40周年を祝い、中日間の4つの基本文書の諸原則に従う重要性を再確認した。中日関係の前向きな発展という重要なチャンスを大切にすべきだ。健全で安定した中日関係の維持は両国及び両国民に資するだけでなく、地域さらには世界の平和・安定・繁栄にも資する。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年8月15日

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