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中韓国交樹立25周年 初志を忘るべからず
  ·   2017-12-20
タグ: 中韓関係;朝鮮半島問題;政治
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韓国の文在寅大統領が13~16日、中国を公式訪問した。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版掲載)

文大統領は訪中時、中韓間の障害を乗り越えたい考えを示した。中韓関係は昨年以来、THAAD問題の深刻な影響を受けた。両国は意思疎通を重ね、ついにTHAAD問題の段階的処理について共通認識に達した。韓国の康京和外相は10月30日の国会質疑で、韓国はTHAADの追加配備を検討せず、米国のミサイル防衛システムに加わらず、韓米日3カ国間の安保協力が3カ国軍事同盟に発展することはないと明言した。翌31日、中韓は意思疎通の成果を明らかにするプレスリリースを同時発表した。文大統領の今回の訪問は、溝を埋めようとする両国の努力を踏まえて、ようやく実現したものだ。習近平国家主席は首脳会談でTHAAD問題における中国側の立場を重ねて表明し、韓国側に引き続き問題を適切に処理するよう求めた。

中韓は共に戦略的協力パートナーシップの発展に尽力している。習主席は第19回中国共産党大会が韓国を含む周辺諸国と中国の協力に、さらに大きな将来性をもたらしたことを指摘。文大統領は中国側の重要な理念に明確に応え、中国及びその他の国と共に人類運命共同体の構築に努力したい考えを表明した。また、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設協力への積極的な参加意向を改めて示した。中国側は「一帯一路」建設への韓国側の参加を歓迎。韓国側と発展戦略の連携を推し進め、互恵・ウィンウィンの協力モデルを積極的に検討し、共同発展を促進したいとした。韓国にとって、中国は経済が力強く発展し、デジタル経済などニューエコノミー分野で群を抜いており、重要な貿易パートナーであり、逃してはならない発展のチャンスだ。韓国大統領の訪問は中韓協力に新たなチャンスをもたらした。会談後、両首脳は経済・貿易、エコ産業、環境、衛生、農業、エネルギー、冬季五輪分野の二国間協力文書の署名に立ち会った。

中韓は朝鮮半島問題で共通認識を固めた。両首脳は、朝鮮半島で再び戦乱が生じることは断じて認めないことで一致した。韓国側は朝鮮半島核問題の平和的手段による解決に「揺るぎなく尽力し」、中国側と共に地域の平和・安定を維持することを望むとした。

国交樹立25周年にあたっての文大統領の中国公式訪問は、両国が過去25年間の友好協力の発展の成果を大切にし、両国関係を重視していることを物語っている。中韓関係発展の曲折は、双方にとって、いかにして互いの核心的利益の相互尊重を基礎に両国関係の未来をより良く切り開くべきかを示す啓示となった。国交樹立時の初志を忘れずして初めて、両国はより素晴らしい未来を切り開くことができる。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年12月19日

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