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世界の人権推進事業にさらなる貢献を
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柳華文 · 2017-12-08 · ソース: |
タグ: 人権;発展途上国;政治 | 印刷 |
現在世界では、社会の人権保障水準と潜在力はかつてないものになっている。それと同時に、世界的にも、1つの国家的にも、人権の尊重と保障には依然として課題とチャンスが共存している。多くの発展途上国が直面する困難と障害は特に際立っており、いっそう深刻である。
12月7日から8日にかけて、中国国務院新聞(報道)弁公室と外交部が北京で第1回「南南人権フォーラム」を開催し、習近平中国国家主席が祝辞を寄せた。70余りの国と国際機関から政府関係者・学者ら300人余りが出席して討議に参加し、発展途上国と世界の人権推進について共に協議した。
国際社会はよく人権推進を後戻りさせることはできないと強調するが、人権の持続可能な発展と進歩をどのように実現するのか、世界の大多数の国・国民の運命と幸福をどのように保障するのかを、国際社会と時代が問いかけている。この問いに対する中国と多くの発展途上国の反応は時宜にかなったものだ。
自国の能力向上と効果的な国際協力は、本当の意味で各国の人権推進事業の発展を促進することができる。従来の政治経済秩序の下では、西側資本主義強国が国際政治・経済の舞台における勝者であった。1980年代中期、西側G7の経済総量は世界経済総量の80%を占めていた。近年、国際構造とパワーバランスに変化が生じ、発展途上国の努力、特に中国など新興経済体の台頭により、発展途上国の世界経済における割合は60%に達した。
中国共産党第19回全国代表大会は2つの「構築」――新型国際関係の構築と人類運命共同体の構築を推進することを打ち出し、時代発展の潮流に順応し、中国と国際社会の発展のために方向を指し示した。世界最大の発展途上国として、中国は国連、G20、「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)国際協力サミットフォーラムなど多くの場で、積極的に南南協力を推進してきた。今回の人権フォーラムは「人類運命共同体構築:南南人権発展の新たなチャンス」をテーマに、南南協力に新たな活力を注ぎ込み、新たな1ページを開いた。
発展途上国の人口は世界の80%以上を占めており、世界の人権推進事業の進展は発展途上国の共同努力と切り離せない。中国は自国の国情から出発し、生存権と発展権を最も重要な人権とし、法に基づいた、全面的な、漸進的な人権の発展を堅持し、絶えず飛躍的進歩と歴史的成果を上げてきた。そのこと自体が世界の人権推進事業に対する貢献となり、同時に発展途上国の人権保障水準向上のために経験と手本を提供した。中国は国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを積極的に実行し、人権分野の平等と相互尊重を基盤とした国際交流・協力を全面的に推進し、南南協力の道をつけ、土台を築き、さらに世界の人権ガバナンスのために新たな方向、アプローチ、原動力を提供した。
人権分野で、習近平主席は多くの深い論述を行っている。習主席は今回の祝辞で、「中国人民は多くの発展途上国を含む世界各国の人々と一致協力し、協力で発展を促し、発展で人権を促し、人類運命共同体を共に構築することを望んでいる」と重ねて言明し、フォーラム参加者から強い共感を呼んだ。
人権と人の全面的発展を実現することで、発展途上国は自ら努力し、互いに助け合い、世界各国は共に発展し、共に進歩しなければならない。これは新時代の人類運命共同体構築の新たな理想的光景なのである。
(柳華文:中国社会科学院人権研究センター執行主任)
「北京週報日本語版」2017年12月8日
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