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ダナンAPEC会議の三大注目ポイント
  ·   2017-11-07
タグ: APEC;一帯一路;政治
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2017年アジア太平洋経済協力(APEC)リーダーズ・ウィークが11月6日、ベトナム中部の都市ダナンで開幕した。リーダーズ・ウィークで最も注目される第25回APEC非公式首脳会議は10日から11日にかけて行われる。 

アナリストは、①いかにして相互連結を促進するか、②いかにして開かれたアジア太平洋という方向性を維持していくか、③いかにしてポスト2020年アジア太平洋協力発展のために新たなビジョンを描けるかが、今回の会議の三大注目ポイントになると指摘している。 

(1)相互連結の推進 

2013年バリ島APEC会議で中国が太平洋両岸をカバーするアジア太平洋相互連結構造の構築を提起して以来、相互連結の発展はAPEC参加国・地域の広範な共通認識となっている。 

南開大学APEC研究センターの劉晨陽主任は次のように指摘する。「近年、アジア太平洋地域経済協力の情勢が変化するにしたがって、APECの協力分野は絶えず拡大してきた。特に2014年の北京APEC会議以降、全方位的相互連結はAPEC協力の注目分野となり、APECと『一帯一路』(『シルクロード経済ベルト』と『21世紀海のシルクロード』)構想の協力分野相関性がさらに深まった。二者は多くの分野で相互補完的な連動効果を実現できる」。 

今年のAPEC会議について中国は、越境EC、サプライチェーン、APEC補助産業、サービス業の4つの面から、地域貿易・投資の自由化円滑化、相互連結をいっそう促進するよう努力するとの意向を示した。  

(2)「開かれた地域協力」の維持 

これまで20年余りの間に、APECは市場開放、貿易投資の自由化・円滑化推進などの分野で多くの成果を上げてきた。しかし、現在は世界の経済貿易に不安定要因が増し、保護貿易主義が台頭し、多角的貿易メカニズムの発展は試練に直面している。 

アナリストは次のように指摘する。アジア太平洋地域の貿易総量と経済総量は世界の半数を占めており、アジア太平洋が開かれた発展という方向性を維持していけるかどうかは世界経済の発展に重要な影響を与える。各方面は、今回のAPEC会議が多角的貿易体制を守るためにより積極的なシグナルを発し、世界貿易機関(WTO)多角的貿易体制を推進するためにより積極的な役割を果たすことを期待している。  

(3)「ポスト2020ビジョン」 

1994年、APEC参加国・地域の首脳はインドネシアのボゴールで先進エコノミーは2010年までに、発展途上エコノミーは2020年までにそれぞれ貿易と投資の自由化を実現するという「ボゴール目標」を掲げた。劉晨陽主任は、「現在APECはボゴール目標達成に向けたラストスパートに入っており、早急に『ポストボゴール時代』のアジア太平洋地域協力プロセスについて新たな計画を作らなければならない」と指摘する。 

今年5月に行われた第23回APEC貿易相会合の会議日程には、「ポスト2020ビジョン」が組み込まれた。中国は会議で、「共に協議し、共に構築し、共に享受する」地域協力新理念の確立、全面的で質の高いアジア太平洋自由貿易圏の実現、全方位的な貿易相互連結の構築、より包摂的なアジア太平洋グローバル・バリューチェーンの構築、新たな経済成長源の育成などを主張した。 

「北京週報日本語版」2017年11月7日 

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